3月に入り、いよいよ春が近づいてきました。 元気にお過ごしでしょうか?
最近の急激な円高に少々戸惑っております、生産部の清水です。
グローバルな時代、いろいろな要因で物事の変化が激しいですね。
まさに”風が吹いたら桶屋が儲かる”状態かと。
そんな中、個人的に一番気になるのは、スーパーチューズデーが過ぎたばかりのアメリカの大統領選挙。共和党のトランプさん、民主党のクリントンさんが制したことで、お二方とも指名争いでは一歩も二歩もリードしました。
お二人の主張は派手にぶち上げているものも多く、有権者でなくとも興味は惹かれますね。
ただ、もし本当にトランプさんが大統領になったら・・・うーむ。
夏に開催される日本の選挙よりも気になります。
すみません、余談が過ぎたようです。
本題に入ります。
さて、今回は品質管理の一端をご紹介したいと思います。
私共では長年玩具を生産をしているため、お客様からの特別なご指定・ご要望がない限り、玩具基準(ST基準)に準拠した基準に基づいて生産をしています。
フィギュアについても、この基準に基づき、材質・形状にも配慮しつつ安全性を検討します。
その後、原型を作成し実際の状態を確認、パーツ分けが必要なものは行い、金型を作成します。
金型が出来上がると、テストショットを行い、実際の成型物を確認していきます。
ここでは、実際の成型品を使って具体的に、尖っていて危険な先端はないか、触って危険な縁部はないか等の安全性、接着や組み立て部分の強度に問題がないか等の機能面を専用の器具を使用して確認をしていきます。
例えばこの器具
これは、シャープポイントテスター。危険な先端がないかどうかを調べる器具です。
所定の位置に先の尖った部分をあてて、器具についている錘の自重をかけて光ったらNG、光らなければOKといった具合に調べます。
この他、サンプルを引っ張ったり、捻じったり、落としたりといったテストを行いデータを取りながら、安全性と機能性に問題ないかを確認しています。
派手な仕事ではありませんが、地道な作業の繰り返し。やっぱり重要です。