こんにちは!生産部の齋藤です。
さて、三週に渡りフィギュアにとって重要な色についてをお話して参りましたが、今回が最終回となります。
第一回は”色のお話” 見る場所によって色が違って見えること
第二回は”色のお話② 色の比較” 本体の色の濃淡によって細かい色も濃淡に見えることがあること
このように厳しい色のチェックを通過して見事承認された色だけが、フィギュアに塗装されていきます。
まずはフィギュア全体に塗装する”フル塗装”
大きなプレートにフィギュアをいくつも並べて一度に全体を塗装します。
その後、細かい模様などの塗装は金属製のスプレーマスクを使用します。
例えば目の白目・黒目や手の爪など、細かい模様部分の彫刻線に沿って塗装が可能です。
反対に、あえて彫刻線をなくした部分に機械を使って塗装する事もあります。タンポ印刷という塗装方法で、スタンプのように塗装する色を押し付けていきます。例えばキャラクターの顔など、つるっと平らな面に塗装したい場合に便利な方法です。
その他にもいくつもの塗装工程を経て、フィギュアは完成します。
綺麗に塗装できるよう工夫はされていても、素人が行うのはなかなか難しく、中には熟練の技を持つ工員さんもいらっしゃいます。(片手で塗装用の筆を何本も持って色を付けている方も!)
いかがでしたでしょうか。このように、フィギュアの形状やデザインによって最適な方法で塗装していきます。フィギュアOEMのことなら是非お問い合わせくださいませ!