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プラスチック製品の表面加工

こんにちは、生産部の小林です。

 

今日はプラスチック製品の表面の仕上がり(加工)についてです。

プラスチック製品の表面はツヤの有るものとツヤの無いものがあります。フィギュアについても同様です。

塗装の場合は、ツヤ有りの塗料か ツヤ無しの塗料を使用しますが、プラスチック製品(成形品)は、金型製作時に加工します。

 

その方法はシボ加工といい、金型のキャビティにパターンを形作り、その形が成形品に転写されます。※以前もシボについて のお話がありましたが、今回はシボについて もう少し詳しく。

 

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模様にはウロコ、梨地、木目、岩目、砂目、布地模様や幾何学模様などがあります。

 

シボの加工には、「サンドブラスト」「フォトエッチング」「梨地」とあります。

サンドブラストは、金型のキャビティにとても細かな研磨剤を吹きかけて凹凸をつけることでくもったような質感にさせます。

フォトエッチングは、シボにしない部分にマスキングで防食処理をして、エッチング液の腐食剤で不要部分を取り除くことで、凹の形状を作ります。

梨地(梨子地ともいう)は、梨の表面のようにザラザラした状態をいいます。キャビティの表面を酸と接触させて、化学反応で凹凸の形を作ります。

 

このシボ加工には、成型時のウエルドやヒケを目立たなくさせ、さらに金型からの抜け(離型)を助けてくれます。その他にも傷が付きにくい、もしくは傷が目立ちにくくなります。

 

目的や用途でツヤ有り、シボ加工を選定することができます。

 

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