こんにちは、生産部の小林です。
最近は涼しくなったと思ったら暑くなったりと秋らしい秋をあまり感じられていないような気がします。このまま冬になっていくのでしょうか。
今日はおもちゃや雑貨商品でよく使用されるABS樹脂についてお話いたします。
ABSとは略号で、正式には A:アクリロニトリル B:ブタジエン S:スチレン 樹脂といいます。
色を染めてないそのままの色は、乳白色半透明と薄い肌色です。
ABS樹脂は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレンの3つの樹脂の特徴をもつプラスチックで、スチレン系の熱可塑性樹脂になります。
ABSの良いところは・・・
上記3つの樹脂の特徴である、耐熱性、強度、耐油性、ゴムの特性があり、耐衝撃性に優れていて、光沢性、成型加工性が良い。寸法の安定性もよい。
加工性が良いので、射出成型、接着、メッキ、塗装などができます。
ABSの良くないところは・・・
耐候性はあまりよくない(長時間の日光照射で劣化する)、可燃性がある、耐溶剤性が弱い。
AS樹脂に合成ゴムを配合させてできたものがABS樹脂になります。AS樹脂は透明度高く見た目はいいものだが、強度が弱いため、ゴム性を配合して強度をもたせた樹脂がABS樹脂ということになります。
弊社でもこの特性をいかしてABS樹脂を使った商品を多く扱っていています。